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相手から借りた500円玉をキーホルダーについたケースに閉じ込めます。そして、ケースの中央を金属の鍵で突き刺します!しかし、ケースを開けるとコインはキズひとつなく現れます。ふだんはキーホルダーとしてさりげなく持ち歩ける巧妙な機構の傑作コインマジックです。
■魔法のマスターキーの開発ストーリー
開発者の深野敦は、大のコインマジック好きです。日本で始めて500円玉が登場したとき、とにかくそれを使った新製品を開発しようと考え、1990年に「マネードリップ」を作りましたが、これは同じテーマによる第二弾となります。このマジックは、テンヨーのクリエーターがいつも目指している多くの要素を満たしているという点で、誰もが納得する傑作です。そして実際にベストセラーになりました。すなわち、その要素とは、1.日用品を使って、2.ポケットに入れて持ち運べ、3.何も加えず、何も取らない、4.誰でもかんたんにでき、5.それでいてマジシャンをも不思議がらせる現象、ということです。
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このトランプは、2種の特殊加工がされており、たくさんの手品ができるようになっています。それらの仕掛けは、相手が目で見てわかるものではありません。(20種類のカードマジック解説テキストつき)
●第1の仕掛け“シークレット・マーク”
●第2の仕掛け“テーパー加工
■マジックトランプの開発ストーリー
古くからあるトリックのため考案者は不明です。制作にあたっては、裏からのサインをいかに相手に気付かれにくく、自分からは、すぐに読めるようにするかということを考慮しており、決定版といってもよいデザインになっています。
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相手の目の前で美女の描かれた紙をはさみで切ります。しかしその2つに切った紙をケースに入れると完全につながってしまいます。印をつけた部分はまったく隠されることがなく、見えたままなので大変不思議です。
自分の名刺を切ってつなぐことや、トランプのウラとオモテを半分ずつ反対につなぐこともできます。
<特殊カード付>
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マッチ箱のオモテにはマジック用のシルクハット、ウラにはハトが入っている箱の絵が描かれています。マッチを1本、取り出し、おまじないをかけると…。マッチ箱の上に、ハトのフィギュアが現れます。そして箱の絵も変化してカラになっているのです。「ハト出してみて!」といわれたら、このマジックを見せましょう。このマジックなら相手の目の前でかわいいハトのフィギュアをすぐに出して見せることができます。マッチ箱に隠された巧妙な仕掛で、フィギュアの出現とイラストの変化が同時に起こります。
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指輪を透明な箱の中に入れます。箱の上に筒をかぶせ、小さな剣を筒の横から差し込んで押し下げていきます。すると、剣は箱の中の指輪に通ってしまうのです。インパクトの強い現象に加えて、指輪は借りたものでもできるので効果は抜群!そして秘密を知ったあなたもその仕掛けの意外性に驚かれることでしょう。
■リングミステリーの開発ストーリー
開発者の鈴木徹がこのあと、毎年のようにチャレンジする“相手から品物を借りるシリーズ”の第一弾です。指輪という素材を考えたとき、貫通というのはもっとも適切な現象でしょう。消失や移動といった現象であれ ば、それはコインによってもできますが、貫通現象だけは指輪独自のものだからです。当然、棒状のものが必要となり、それをカバーするためのケースが必要となります。多くのマジシャンがここまでは同じように発想してきましたが、そこからの手法が、鈴木の場合、従来のレベルを越えていました。タネを知ったときも驚く内容といってよいでしょう。
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スポンジでできた1匹のウサギが相手の手の中で2匹に増えます。そのうちの1匹をポケットに入れ、残りの1匹を相手に握らせるとまたまた手の中から2匹のウサギが現れます。その2匹が手の中で4匹に増え、最後は1匹の大きなミスターラビットに変わってしまうのです。材質は、スーパーボールと同じ世界一柔らかいスポンジを使っています。
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ケースに10円玉、50円玉、100円玉を入れ、紙をはさんでフタをします。ケースについている3つの穴から、つぎつぎに鉛筆を突きさしてゆき、完全に3枚のコインに鉛筆が通ったことを見せます。鉛筆をぬいて紙をどけると、紙には3つの穴があいていますが、ケースの中のコインには穴があいていません。ケースとコインを相手に渡して調べさせますが、仕掛けはけっしてわかりません。
■コインパニックの開発ストーリー
1つで成立しないことでも、複数にすると成立するというのは、アイデアを考える場合のひとつのテクニックです。「コインパニック」は、複数のコインを使うことによって、仕掛けがよりカモフラージュされ、また何枚ものコインに鉛筆をさすことにより、現象そのものもインパクトが強まっています。テンヨーの製品は、可能な限り道具を相手に渡して調べさせられるような工夫をしていますが、「コインパニック」は演技が終わったあとのロックシステムを取り入れた初期の作品です。このメカニズムは吉沢卓弥の考案です。
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ケースの中にボールペンをさして、ケースのフタを開けると、なんとペンはケースの中で見えなくなっています!フタを開けたままペンを抜くと、じょじょに見えるようになってケースから出てきます。オーストリアの天才マジシャン、ルーバー・フィドラー氏の考案した傑作マジック。巧妙な仕掛けによるユニークな現象は、だれをもアッと驚かすことでしょう。
■インビジブルゾーンの開発ストーリー
オーストリアの著名なマジック発明家であるルーバー・フィドラー氏は、1993年頃からテンヨー向けの製品のアイデアを考えていました。そしてテンヨー製品のひとつの要素である日用品を使ったマジックということにとり組み、素材としてボールペンを選びました。古いマジックの原理をボールペンに置き換えることにより、物体にボールペンを突き刺してみせる貫通現象しとてスタートしました。その後、物体の反対側からペンの端が突き出るように発展させ、ほぼ現在の形に近づきました。そしてフィドラー氏がマジックにおいていつも強烈な興味を持っているテーマが“透明性ーものが見えないこと”ということであったため、ここまで発展した時点で、全体の構成を「貫通現象」から、「ものが見えなくなる空間」というテーマに切り替えてしまったのです。
ペンの中央が見えなくなるというテーマそのものもユニークですが、なんといってもこの現象を印象づけているのは、ケース中央のスプリングです。効果を高めているだけでなく、なにゆえにこの奇妙な素材が必要なのかという心理的なミスディレクション(注意をほかにそらすこと)にもなっています。このスプリングの発想によって、この作品は完成したといってよいでしょう。フィドラー氏の最初の試作品では、ペンをケースに入れるとき、中の仕掛けといちど接続させる必要がありましたが、テンヨーの菅原茂は、ただペンをさしこみ、抜くだけでよいという機構に置き換え、よりやさしく演じられるように工夫を加えました。作品のタイトルもフィドラー氏との間で何度も案を練りながら決められたものです。
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ヒモでつながったビーズをねじって、プードルを作ります。それをハンカチに包むと中から、ワンワンと犬の声がします!最後にプードルをしまうと、ポケットの中でも鳴き続けます。
音をテーマにした新発想のマジックです。何も仕掛けのないビーズでプードル犬を作ると突然鳴きだしてしまうのです。無生物が鳴き出すというユニークな発想とユーモラスな演出が、意外性のある仕掛けによって実現しました。紙に犬の絵を描かせてワンワンと鳴かせる、おもしろい方法とセリフも解説されています。
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2つのブロックが目にも鮮やかに入れ替わります。しかもそのブロックは棒でしっかりと串刺しにして固定され、なおかつすれ違うこともできない筒の中に入れられるという密室的不可能状況です。目の前で瞬間にかわるビジュアルショックと、マジシャンの想像をも超えるその巧妙な仕掛けをお楽しみください。
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3つのカップとウサギの人形をよく調べてもらいます。あなたが後ろを向いている間にウサギを好きな色のカップで隠してもらいます。カップにふれたり、近づいたりすることなく、あなたは振り返るとすぐにウサギがどこに隠されているかをズバリと当てることができます。すべての道具を相手に渡して調べさせられるのでたいへん不思議です。
■マジカルバニーの開発ストーリー
古くからあるマジックに改良を加えて発展させるという典型的な例です。このマジックのもととなっているのは、3つのコップのいずれかにボタンなどを隠してもらい、その場所を当てるというものですが、ほとんどのマジシャンがそのタネを知りながら、まず演じることのないものでした。その理由はいろいろあると思いますが、考えられるひとつの理由は、タネがバレるかも知れないというリスクと、その効果とのバランスがとれていないことです。「マジカルバニー」は、同じ効果をより魅力的な道具に置き換え、しかも相手に道具を渡してもタネがわからないという、ほんのわずかの改良(実際に演じる立場では、大変な改良)を加えることによって完成したものです。
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スポットライトがあたる中、箱の上に立ったマジシャンが布をかぶると一瞬に消えて箱の中から現れる…。そんなステージマジックを小さくしたような楽しくて鮮やかな瞬間現象です。透明な箱の上に50円玉を乗せ、その上にボールを置きます。そして、筒をかぶせると、瞬間にボールは箱の中に入ってしまいます。
■イリュージョンボックスの開発ストーリー
瓶の口に5円玉をのせ、その周りを紙筒でおおい、上から金属のボールを落とすと、ボールは5円玉を通り抜けて、瓶の中に入ってしまうという即席マジックがあります。「イリュージョンボックス」は、それとは異なる原理にもとづいていますが、トリックを考案するときの頭の中のイメージでは、この瓶のトリックに強い影響を受けています。
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9 枚のミニチュアトランプの中から、1 枚のカードを心の中で選んでもらいます。9 枚をよく混ぜてから箱の中に入れると、1 枚のカードがゆっくりと裏向きに上がってきます。そのカードの表を見せるとなんと相手が思ったカードなのです!
飛び出す絵本という名称で知られている、さまざまなポップアップ・ブックを見るうちに、それを箱に置き換えられないか、という発想で作り上げたものです。開発者の下村知行が最初に考案したものは、1組のカードから3枚のカードに限定してそのうちの1枚を覚えさせ、箱からせり上げるという見せ方でしたが、その後、鈴木徹が12枚のカードで行うフリーチョイス(自由に選ばせること)のスタイルを考案し、マジシャンが見ても不思議なものに仕上がりました。
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「株式会社テンヨー」より転載 |